重層的で拡張性のあるパイプライン
最適化
Enabling
試験
(先天性筋ジストロフィー1A型)

(筋強直性ジストロフィー1型)

(デュシェンヌ型筋ジストロフィー)

(顔面肩甲上腕型筋ジスロロフィー)

(拡張型心筋症)

神経症
(タウオパチー)

(エンジェルマン症候群)

(ドラべ症候群)

筋疾患
MDL-101
LAMA2-CMD(*1)
(先天性筋ジストロフィー1A型)
自社
【疾患情報】
LAMA2遺伝子の変異によって引き起こされる重篤な遺伝性疾患(筋ジストロフィーの1つ)で、100万人に8.3人が罹患します。出生時または出生直後に発症する傾向があります。LAMA2-CMDの子供は重篤な筋力低下が見られ、歩行や発話、呼吸困難、心不全、関節変形、脊柱側弯症(背骨が曲がる病気)などの深刻な問題に直面し、思春期を超えて生きられない場合が多いと言われています。
【私たちのアプローチ】
MDL-101は、CRISPR-GNDM®技術を使い、単回投与で筋肉細胞に到達し、LAMA1遺伝子の活性を高めるように設計された遺伝子治療薬です。LAMA1は、LAMA2に類似したタンパク質を生成する為に、LAMA2タンパク質の欠乏を補い筋肉の回復を行い、LAMA 2-CMDの症状を緩和することが期待されます。
最適化
Enabling
試験

MDL-202
DM1(*2)
(筋強直性ジストロフィー1型)
自社
【疾患情報】
発症年齢は20歳から70歳までと様々で、2300人に1人が罹患する最も頻度の高い遺伝性の進行性筋疾患です。随意筋の筋力低下を引き起こし、筋肉硬直や筋萎縮、心臓機能の低下、呼吸困難などの症状を引き起こします。
【私たちのアプローチ】
DM1は、DMPK(DM protein kinase)という遺伝子のスプライシング異常が原因で発症する疾患である為、MDL-202はDMPK mRNAの転写を抑制し、MBNLタンパクが本来の機能を果たせるよう働きかけをすることが期待されます。
最適化
Enabling
試験

MDL-201
DMD(*3)
(デュシェンヌ型筋ジストロフィー)
自社
【疾患情報】
Dystrophin遺伝子の変異が起因で生じる進行性の筋ジストロフィーで、小児期(3歳から6歳の間)に出生した男児約5000人に1人の割合で罹患します。幼児期に運動発達の遅れが始まり、筋力低下が進行して12歳までに車椅子になり、その後、心筋症や側彎の進行し、呼吸器系の合併症など重い臨床症状が生じます。
【私たちのアプローチ】
MDL-201(GNDM-UTRN)は、Utrophinを再起動して、異常なDystrophinの機能を補完することが期待されます。
最適化
Enabling
試験

MDL-103
FSHD(*4)
(顔面肩甲上腕型筋ジスロロフィー)
自社
【疾患情報】
Dux4遺伝子の過剰発現が起因で生じる神経変性疾患で、1.5万人に1人の割合で罹患される進行性の筋疾患の一つです。顔面・肩甲骨・上腕の筋肉低下・破壊が生じます。
【私たちのアプローチ】
MDL-103は、傷害性のあるDux4遺伝子産物の発現を抑制することが期待されます。
最適化
Enabling
試験

心筋症
MDL-105
DCM(*5)
(拡張型心筋症)
自社
【疾患情報】
TIN遺伝子の短縮変異等が起因で生じる心筋障害で、2,000人に1人の割合で罹患します。心筋の収縮力・ポンプ機能の低下により、うっ血性心不全や不整脈、血栓塞栓症を発症し、約50%が突然死に至ります。
【私たちのアプローチ】
MDL-105は、Titinと呼ばれる遺伝子をターゲットにし、これを発現上昇させることにより、TTNの転写活性化を生じさせ、TTNタンパク量を正常値に戻すことが期待されます。
最適化
Enabling
試験

中枢神経症
MDL-104
Tauopathy
(タウオパチー)
自社
【疾患情報】
脳内の「タウタンパク」が異常に蓄積し、神経細胞に障害を与える神経変性疾患で、65歳以上の9人に1人(全世界で5500万人)が罹患します。発症後にゆっくりと慢性的に老化が進行し、記憶障害や言語障害、意欲低下が生じます。
【私たちのアプローチ】
MDL-104は、Tauを転写レベルで抑制することでタウタンパクの生成を抑えることにより、タウオパチーの病態の進行・症状を抑制することが期待されます。
最適化
Enabling
試験

MDL-206
Angelman Syndrome
(エンジェルマン症候群)
自社
【疾患情報】
新生児の1.5万人に1人(全世界で50万人)の割合で生まれてくる神経系遺伝子疾患で、UBE3A遺伝子の働きを失うことで発症し、重度の精神発達の遅れ、てんかん発作、失調性運動障害が伴います。
【私たちのアプローチ】
MDL-206のCRISPR-GNDM® によって抑制機構を解除することによりUBE3A遺伝⼦の発現を正常化することが期待されます。
最適化
Enabling
試験

MDL-207
Dravet Syndrome
(ドラべ症候群)
自社
【疾患情報】
乳児重症ミオクロニー転換と呼ばれるドラべ症候群は、発症の頻度が4万人に1人と言われる1歳未満の乳児期に発症する重症の小児てんかんの1つです。遺伝子変異(SCN1a遺伝子の変異)により、発熱や入浴をきっかけに全身や体の片側のけいれん発作で発症し、発作が続いて止まらない「てんかん重積状態」を起こし、経過に伴って知能の発達の遅れが明らかになることが多く、歩行時にふらつきを伴うこともあります。患者さんの約10〜20%は成人前に死亡する場合が多いと言われています。
【私たちのアプローチ】
MDL-207は、SCN1aタンパクの発現を引き上げることが期待されます。
最適化
Enabling
試験

*1:LAMA2-related congenital muscular dystrophy = 先天性筋ジストロフィー1A型
*2:Myotonic Dystrophy Type1=筋強直性ジストロフィー1型
*3:Duchenne Muscular Dystrophy(デュシェンヌジストロフィー)
*4:Facioscapulohumeral muscular dystrophy=顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー
*5:Dilated Cardiomyopathy 拡張型心筋症